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▼松岡辰泰選手のプロフィール

氏名(漢字) | 松岡辰泰 |
氏名(カナ) | マツオカタツヒロ |
都道府県 | 熊本県 |
生年月日 | 1996/08/14 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 男 |
期別 | 117期 |
級班 | S級2班 |
●競輪プロフィール
最近の級班履歴
S級2班 | 2021/01/07 |
A級2班 | 2020/08/06 |
A級3班 | 2020/03/25 |
こぼれ情報
ホームバンク | 熊本 |
得意競輪場 | 熊本 |
得意周長 | 333m |
好きな車番 | 1 |
▼松岡辰泰選手の選手歴
日付 | レース | |
デビュー | 2020/05/29 | ルーキーシリーズ2020 |
A級初勝利 | 2020/05/29 | ルーキーシリーズ2020 |
A級初優勝 | 2020/07/09 | 久留米F2 |
S級初勝利 | 2021/01/11 | 別府F1 |
松岡辰泰選手は昨年デビューしたばかりの117期で、熊本競輪期待の新人選手だ。
熊本競輪は中川誠一郎選手をはじめ、実力者が多く在籍しているため今後の成長に期待したい。
現在S級2班に所属しており、早くもレベルの高いレースを繰り広げてくれている。
競輪学校時代の順位は7位。卒業記念レースでは5位と117期の中ではトップレベルの成績を収めた。
それもそのはず、2014全国高校総体スクラッチ優勝・2017全日本学生選手権ケイリン2位と学生時代から優秀な成績を残している選手だ。
他の同期選手と比べてポテンシャルの高さを秘めている競輪界の成長株と言えるだろう。
●松岡辰泰選手のデビュー
松岡辰泰選手は学生時代や競輪学校時代から培ってきた脚を存分に活かし、昨年は入着率90%超えを誇る強力選手だった。優勝回数も計8回と、S級での活躍を待ちわびているファンを少なからずいたことだろう。
デビューレースは、2020年5月の小倉F2競輪ルーキーシリーズ2020。初日8R男子予選1では、バックストレッチで頭に出るとそのまま1着。2日目8R男子予選2では、初日同様バックストレッチでぶん回し頭に出ると独走で1着。最終日12R男子決勝では、優勝が期待されていたが、上手く蓋をされてしまい思うように中団から前に出れず、4着と入着を逃している。予選で好調だっただけに、悔しい結果に終わってしまった。
A級初優勝は、2020年7月の久留米F2CTC杯。初日4Rチャレンジ予選では中団捲りをカマシ1着。2日目4Rのチャレンジ準決勝では、打鍾後からぶん回し一人旅の圧勝。最終日8Rチャレンジ決勝では、打鍾から踏んでいき逃げ切りに成功。他車を寄せ付けない先行力を見せつけて、優勝を勝ち取っている。
2020年8月にはA級2班へ昇格と、競輪選手にデビューからたった2カ月ほどでステージアップしている。
●入着率9割でS級へ
松岡辰泰選手は競輪選手デビュー年を破竹の勢いで勝ちを重ね、2020年11月の武雄F2から3連続完全優勝。2021年1月からS級へ特別昇格している。
S級昇格後の初レースである別府F1第14回都ネクタイ杯では、初日8R予選で早速打鍾からロング捲りをカマシ1着。2日目10R準決勝では、同期の町田太我選手と先行勝負を繰り広げるが垂れてしまい6着に。最終日10Rの特選では突っ張っていくが、バックストレッチで叩かれて7着に沈んでいる。初日にカカリ良く抜け出せただけに、2日目以降の結果は非常に残念に思える。
松岡辰泰選手は4月までグレードレースに出走する予定はないため、競輪ファンの間でも知名度はまだまだ低い。
しかし117期で既に活躍している町田太我選手などと比較しても十分な力は持っているため、今後自力選手として台頭してくることは近いだろう。
競輪スタイルを見ると逃げ切りというよりは、鋭い捲りをかましていくことが多い。
逃げると予想できるラインを叩けるかで、車券を買う際は予想すると良いだろう。
近い将来に、競輪界を代表する捲り屋になる日もそう遠くないかもしれない。
得意バンクは333。好きな車番は1ということを覚えておいて損はないだろう。
▼松岡辰泰選手の出走結果
勝率 | 3連対率 | ||
昨年 | 合計 | 77.5% | 92.5% |
F2 | 77.4% | 90.3% | |
F1 | 77.7% | 100.0% |
松岡辰泰選手が昨年出走したA級レースデータを見ると、入着率が脅威であることが分かる。
入着率が9割以上の選手を買わない手はないだろう。
F1レースで9レースしか出走していないが、それでも100%入着は素晴らしい。
S級でも存分に活躍してくれる選手のため、今後の競輪での活躍に期待していきたい。
▼プライベート情報
松岡辰泰選手は第一印象として笑顔がかわいい青年である。
この笑顔は年上キラーになることが予想される・・・
競輪好きな女子ファンからちやほやされる光景が目に浮かぶなー
余談はさておき、松岡辰泰選手の紹介に入ろう。
熊本競輪場をホームバンクに置く選手で、96年生まれの24歳だ。
心なしか某ご当地キャラクターに似ているような。。。(決してバカにしているわけではないぞ)
好きな食べ物はカステラ。九州と言えば長崎カステラが有名だな。
熊本の競輪選手で松岡と言えば孔明・貴久・孝高の3兄弟が有名だが、全く血縁関係はないため注意しておきたい。
Twitterではこまめに出走レースや結果などの競輪情報を中心に投稿されているため、興味のある人はチェックするとよいだろう。
●競輪選手を目指したキッカケ
松岡辰泰選手が競輪選手に憧れを抱いたのは、2004年の小野俊之選手が優勝した競輪グランプリを観てとインタビューで語っていた。
競輪グランプリ04と言えば、生きる競輪界の伝説神山雄一郎選手。競輪グランプリ2019王者の佐藤慎太郎選手。競輪グランプリ12・16王者の村上義弘選手といった、今でも第一線で活躍している選手たちが揃っていた大会だ。
ゴール直後に、小野俊之選手がガッツポーズを連発していた姿は今でも忘れられない。
競輪グランプリとは、それほど競輪選手にとって思い入れが強い大会なのだ。
その迫力に感化された松岡辰泰少年は、中学時代まで野球をしていたが高校から自転車競技へ転校している。
記事冒頭でも述べたが、高校時代からスクラッチで優勝するなど、日本トップレベルの実力を持っていた。
高校時代は中距離選手だったが、大学で短距離選手に転向。
そこでも才能を発揮し、ケイリンで2位になっている。
短距離・中距離共に優秀なため、現在の捲りメインの戦い方には納得だ。
▼松岡辰泰選手のまとめ
松岡辰泰選手の将来性を感じていただけただろうか。
いまだグレードレースの出走経験はないが、競輪界全体をみても注目されている117期生。その中でも実力は上位の競輪選手であることは間違いないため、今後の成長をチェックしておくべき競輪選手だ。
まずは直近のルーキーチャンピオンで結果を出して、今後の弾みとしたい。
松岡辰泰選手の気持ち良い捲りを期待していきたい。