
・個人プロフィール

氏名(漢字) | 脇本雄太 |
氏名(カナ) | ワキモトユウタ |
都道府県 | 福井県 |
生年月日 | 1989年3月21日 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 男 |
●競輪プロフィール
最近の級班履歴
S級S班 | 2018/12/27 |
S級1班 | 2011/01/01 |
S級2班 | 2010/01/01 |
こぼれ情報
得意周長 | 400m |
得意競輪場 | 前橋 |
好きな車番 | 2 |
●優勝経歴
開催日 | レース | 結果 |
2018/08/15 | G1 オールスター競輪 | 7着・1着・1着・1着 |
2018/10/05 | G1 寛仁親王牌競輪 | 2着・2着・1着・1着 |
2019/03/21 | G2 ウィナーズカップ | 1着・1着・2着・1着 |
2019/04/30 | G1 日本選手権競輪 | 1着・1着・1着・1着 |
2020/06/18 | G1 高松宮記念杯競輪 | 1着・1着・1着・1着 |
2020/10/15 | G1 寛仁親王牌競輪 | 1着・4着・1着・1着 |
脇本雄太選手は2008年にデビューした94期生で、福井競輪の競輪選手。
福井競輪は大型ルーキーである寺崎浩平選手を始めとした、スピード自慢の競輪選手が多い。その中でも圧倒的に強力な脚を持っているのは間違いない。一握りの競輪選手しか制することができないG1レースにおいて、5度優勝した結果を見れば深く語らずとも強さが分かっていただけることだろう。
脇本雄太選手の脚力は競輪だけには留まらず、自転車競技でもいかんなく発揮されている。ケイリン種目においては日本最強と言っても過言ではなく、過去の成績を見るとリオデジャネイロオリンピック出場。昨年の世界選手権では銀メダルと世界でもトップクラス。
現在は新田祐大選手同様ビッグレースでしか見れない競輪選手だが、G1で完全優勝を2度したことがあるスピードは見ておくべきだ。
▼脇本雄太選手のレース情報
●G1日本選手権競輪
競輪において最高峰の大会であるG1レースで完全優勝した2大会を取り上げていく。
まずは2019年4月から5月にかけて開催された日本選手権競輪。大会初日の特選予選では、打鍾前からぶん回していくと終始誰も追いつけず独走で1着。大会4日目のゴールデンレーサー賞では、2コーナーで後方から捲っていき1着。大会5日目の準決勝では、初日同様に残り2週のバックストレッチから仕掛けていき気が付けば1着で帰ってきた。大会最終日の決勝では、残り1周からジワジワと上昇していき、頭の清水裕友選手を捲り切って優勝となっている。ビッグレースでの優勝は実に1年ぶりだったため、脇本雄太選手の強さを改めて見せつけられた結果となった。
●G1高松宮記念杯競輪
次に完全優勝したのは、2020年6月に開催された高松宮記念杯競輪。初日の西特選では、打鍾で後方から上昇していき中団へ。バックストレッチで再度踏んでいくと、頭の松浦悠士選手を叩いて1着。2日目西日本・白虎賞では、残り2周のバックストレッチからぶん回し勢いそのままに独走で1着。3日目の準決勝では2日目と同じ位置から仕掛けていき、ゴール前で番手の稲川翔選手と接戦になるが逃げ切りに成功し1着。最終日の決勝でも2・3日目と同じ位置から踏んでいく。残り半周地点で松浦悠士選手の勢いある捲りが迫るが、番手に付く稲川翔選手の牽制にも助けられて1着でゴール。大会を通して3度の逃げ切り成功と、日本トップの先行屋であることを証明した。
●昨年のレース結果
出走数 | 優勝 | 1着 | 2着 | 着外 | 棄権 | 勝率 | 2連対率 | 3連対率 | ||
昨年 | 合計 | 25 | 3 | 17 | 2 | 5 | 1 | 68.0% | 76.0% | 76.0% |
G3 | 4 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | |
G2 | 7 | 0 | 4 | 0 | 3 | 0 | 57.1% | 57.1% | 57.1% | |
G1 | 13 | 2 | 9 | 1 | 2 | 1 | 69.2% | 76.9% | 76.9% | |
GP | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0.0% | 100.0% | 100.0% |
G3では4回しか出走していないが、勝率100%と競輪選手の中でも異質なことがわかる。脇本雄太選手が昨年出走したレースデータを見ると、グレードレースでの勝率が6割以上とまず本命に置きたい競輪選手だ。
昨年は無観客試合の大会が続いたり、東京オリンピックが開催されなかったためモチベーション維持が大変だったとことだろう。それでも競輪での結果を十分出してきたことは、スポーツ選手の象徴と言える。
次に脇本雄太選手が出走予定のレースは未定だ。しかし競輪ファンが期待するのは競輪グランプリを制した姿のみ。その時が来るまでは走り続けていただきたいものだ。
▼脇本雄太選手のプライベート情報
●競輪選手の弟がいるって本当?
脇本雄太選手は福井競輪場をホームバンクに置く競輪選手で、89年生まれ31歳だ。
ちなみに福井競輪に所属している脇本勇希選手は実の弟である。脇本雄太選手が師匠として指導しているため、競輪スタイルは似ているので一度レースを見比べてほしいものだ。
ところで福井県と言えば越前ガニだろう。俺が競輪選手時代、冬の福井遠征での楽しみはレース後のカニ鍋一択。カレー好きの俺しかやっていないことかもしれないが、鍋の残り汁でカレーを作ると絶品なためぜひ試してみてほしい。
好きな食べ物はフルーツとグミ。スポーツ選手のあるあるなのだが、甘いものが無性にほしくなる時はあるものだ。
●気になる年収や、話題の妻はどんな人?
脇本雄太選手は結婚しており、お相手はモデル事務所の代表をしている柏木まりなさん。元レースクイーンの経験もあり、仕事のできる美人妻だ。Twitterで仲睦まじい様子を投稿しているため、仲の良い夫婦なのだろう。2人合わせた年収はいくらになるのか・・・
年収に関して言えば、脇本雄太選手が昨年の競輪だけで稼いだ賞金が約1億2千万円。俺が現役の時の倍か。。。
グランプリが終わって僅かのオフは京都へ☺️✨
約20年ぶりに葺き替え工事が終わったばかりの金閣寺はとっても美しかった💕
丑年ということで北野天満宮でお参りも🐮🧡
もちろん撮影の時以外はマスクしてます😷
夫は今日から合宿のため沖縄へ🌺
私はまた引き篭り生活!
ネトフリのアリスいっきみしよ😍 pic.twitter.com/AvJT5xPh5D— 柏木まりな♥MiiPRミープロ (@mari_na1015) January 10, 2021
●競輪選手を目指したキッカケ
脇本雄太選手は中学生までほとんどスポーツとは無縁の子供であった。幼いころからテレビゲームが大好きであり、現在でも公言している。合宿中にでもプレイするのはかなりガチ勢である。
合宿中でもゲームはやめられません…#FF11 pic.twitter.com/62cTncFUcd
— 脇本 雄太 (@yuta_wakimoto) January 16, 2021
小学校時代に父と母は離婚しており、母が1人で5人の子供たちを育てていった。脇本雄太選手はかなり学生時代苦労してきたのだろう。
自転車競技を始めたのは、高校時代の担任の先生が自転車競技部の担当だったこともあり、友人に誘われて入部を決めた。この決断が日本を代表する競輪選手を誕生させることとなる。
脇本雄太選手のポテンシャルの高さは素晴らしく、自転車競技を始めてから。いや、スポーツを本格的にするようになってから経った1年で1kmタイムトライアルで日本一に輝いた。翌年も連覇に成功し一躍注目を集める選手となったのだ。その頃からオリンピック選手も意識するようになり、高校卒業後、競輪学校へ入校することとなる。
2008年にデビューしてからの脇本雄太選手は期待の若手競輪選手として期待されていた。2010年にはS級へ昇格し、翌年にはS級1班と日本を代表する競輪選手への階段を登っていた。しかしここで悲劇が起こる。2011年に女手一つで育ててくれた母が他界してしまったのだ。しかしその不幸をバネに進み続けられるのは強みだろう。あの力強い走りは母への感謝も含めてなのかもしれない。
▼脇本雄太選手のまとめ
脇本雄太選手は競輪界を代表する選手であるとともに、自転車競技界も代表する選手であることが分かっていただけただろうか。
元競輪選手である俺からすれば、とにかく競輪グランプリで優勝してほしいというのが本音だ。
しかしまだ31歳と自転車競技でもまだまだ活躍できる選手のため、今後も両方活躍してほしい競輪選手だ。